本棚の引っ越し

実家仕舞いをしてきたのですが、最後の最後、悩んでいたものがたちがありました。

それは、本棚と庭です。


本棚の中には、父が亡くなったあと、母がセレクトした本だけが残っていました。けど、その残った本が何の本なのかすらわからない。。。フランス語なんで。仏文学科で知り合った両親ですが、子ども3人は誰一人、まともにフランス語を習得しませんでした。とにかく自分たちが持っていても仕方ないので、古本屋に送り付け、引き取ってもらいました。(という手配を姉がしました)母が平山郁夫氏の奥様と交友がありました。平山氏がまだ激貧のころの話です。そのご縁で、平山郁夫氏のグラビアなどは残したものの、空っぽになった本棚・・・、この家は父が退官したときに建設した家で、そのタイミングで購入した本棚だと思います。父の職業柄、本はたくさんあったのですが、スチール本棚ばかりだったのに、ガラスがはまった立派な本棚を初めて購入できたと喜んでいたのが忘れられず。しかし、この本棚、割と大きいのもあって、古家具屋も引き取ってくれません。このままでは、建物の解体とともに破壊される運命・・・。あぁ・・・



もう一つが庭。この庭では、小さいときに、さんざんよく遊びました。かっていた犬のお墓もありました。昔は井戸もあって、よく水浸しにして祖母に怒られました。近所の子とままごとしたりして遊んだ思い出が詰まっています。

この庭の主役は、春の紅梅、桜、そして、夏の百日紅と藤、そして古い灯篭。これらは、大きくなりすぎていて、とても運べませんが、何か、残せないのか。。。



八郷の家の近所の、S木さんに泣きの相談をしたところ、『重機が入れば、なんだって、運べるよ』と心強いお言葉。そして、下見してくださり、踏み石を運ぼうということになりました。そのほか、『何をもってきたいの?』と言ってくださり、恐る恐る『本棚があって・・』というと、『2tトラックで、息子と行くから、大丈夫だよ』とのこと。なんと!!!もう、諦めていたのに、まさかの!!!



というわけで、引っ越しの日。朝8時に東京の現地集合。2トントラックとミニユンボで、S木さんが、これまた頼もしい息子さんと一緒に来てくださいました。お二人の見事な、あうんの呼吸で、狭い間口を潜り抜け、18枚の踏み石を運びだすことができました。おまけで、対になっていた柘植の木を持っていきたいと言うと、『掘るのは簡単』と、あっという間に運べるようにしてくれました。一休みして、次は本棚。お二人にしてみれば、これは、とても簡単だったようで、あっという間に積み込まれました。2時間弱の、あっという間の仕事でした。そして、そのまま、八郷へ!


下りが常磐道まで混んでました。ひたちなかのネモフィラかも。


こちらは瓦会のネモフィラ、綺麗に咲いていました。筑波山とのコラボ。



八郷は、いつも通り、静かで、いい空気が充満していました。しばらくすると、息子さんが到着し、これまた、あっという間に石をおろしていただき、本棚も小屋に入れていただきました。父が自慢していた本棚のガラスに、八郷の素晴らしい景色が映っていました。本棚が喜んでいるだろうと思うと、父も喜んでいるだろうと思え、うれしくなりました。空っぽの本棚ですが笑



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