第7案(RCテラス)

私が行動を自粛している間に設計は、進められていました。その第7案です。

▲岩崎駿介氏によるスケッチ(2022.2.13)





▲第7案 上から伏図、平面図(屋根伏図)、立面図、断面図

第7案は次のとおり。
南立面をみるとわかるが、東西になが~い建物になるが、テラス、斜路、玄関前のゲートがある。断面図からは、屋根面を棟で合わせるのではなく、少しずらす案となっていました。
<個別説明>
・(開口一番)美しいものを作りたい。駿介先生らしい潔さだ。
・北玄関は廃止して、玄関は西に1つだけ。ただし、車から高低差なく物の出し入れができるような勝手口は設ける。
・西玄関入口は高低差3メートルの高さになるので、上り下りが楽になるよう斜路をつける。そして、ゲートをくぐって玄関にたどり着く。
・テラスはRCとし、テラスの下は車庫に。そして、そのテラスの屋上を芝生とする。さらに、そこにはスチールと硝子のテーブルを置く。
・屋内は二重柱構造とし、意匠的にも奥行のある、また、耐震的にも効果を発揮させ、真壁として架構をみせる。天井仕上げには籐、スパンが飛ぶので、梁、および、軒をどうするか、検討中。
・リビングなどのメインスペースと寝室・浴室まわりとは、床に20センチ程度の高低差を設け、地盤の高低差を吸収する。
・屋根は四寸勾配の切妻を予定。そこに、屋根集熱用のパネルと発電用の太陽光パネルを設ける。
・食堂テーブルは小さくつかったり大きくつかったりできるようにする。書斎スペースはリビングの一画に設けるが、散らかりがちなデスク周りは見えないように工夫する。
・客室は5畳強とし、床の間的なスペースも設けて、客用のカバンなどを置けるようにする。
・風呂は1間×1間とし、大人が足を伸ばせるサイズとする。
・トイレは共通に使えるものを1つ、寝室に1つの計2つとする。

続いて、設計のポイントとなることについて意見を求められました。
今考えているのは次のとおり。こうしてリストアップしてみると、暖房が非常に悩ましい。
●自然エネルギー⇒太陽光発電
系統電力に頼りたくありません。マストだと思っています。
太陽光発電による余剰電力は今後は売れません。EV利用だと思うが、EV利用もまだ読めないところがある。そういう状況で、いかに自家消費するかと考えると、天候に左右されるものの、自家消費をあげるには暖冷房に活用するというのが一番素直に思える。
●冷房設備
汗っかきの夫は冷房なしでは絶対に無理です。私も同じ。エアコンは必須です。
●暖房設備
冷房のためにエアコンを設置するということになる、これで暖房を賄うことも可能です。問題は床暖房にしたいかどうか。快適性は床暖房はダントツだと思う。これをOMで賄うとなると、冬の発電をどう活用するか?という話にもなってきます。そういうことから、エアコンの暖気を床下に吹き込む、床下エアコンが流行しているのだと思います。壁掛けエアコンでやりますので、機器の入れ替えも簡便です。
OMなどの屋根集熱は非常によく考えられていると思うが、太陽光発電と両方を載せるのはどうかなと思っています。屋根のデザインにも大きく関わるし、初期費用もかかるし、ハンドリングボックスの故障も気になります。なるべく、設備に頼りたくない・・・。非常に悩ましく、、早く決断しなければならないと思うがなかなか、欲が出る。
 選択肢1)エアコン
 選択肢2)エアコン+冬期ストーブ
 選択肢3)エアコン+冬期ストーブ+屋根集熱
 選択肢4)エアコン+冬期ストーブ+屋根集熱+蓄熱利用(基礎スラブ/アクアレイヤ)
 選択肢5)エアコン+冬期ストーブ     +蓄熱利用(基礎スラブ/アクアレイヤ)
 選択肢3’)エアコン       +屋根集熱
 選択肢4’)エアコン       +屋根集熱+蓄熱利用(基礎スラブ/アクアレイヤ)
 選択肢5’)エアコン            +蓄熱利用(基礎スラブ/アクアレイヤ)

 参考 株式会社イゼナ アクアレイヤ

●ガスはプロパンとし、コンロと給湯を賄う
●リビングの床張り/畳
床か畳かで視線高さが変わってくるので、室内のバランス?が変わってくるのでということで、あらためて、確認がありました。ここは、やっぱり床かなと思います。

●サッシ 木/樹脂
お金が十分にあれば、当然、木だと思う。ただ、この家は非常に窓が大きいので、工事予算に占める割合も大きい。また、断熱の面でも重要となる。おそらく、開口面積率は14%を超えるのじゃないかと思う。ない袖は振れない。

最近よく聞く高性能木製窓:佐藤の窓
何がすごいかというと、ガラス。U=0.53なのにη=0.6と圧倒的に日射取得率がいい。
今の日本の省エネ基準はU値を小さくすることにフォーカスがあたっているので、各社U値の小さいサッシを出している。そのために、ガラスはLow-Eとなる。しかも、これがトリプルとなると、日射取得率ηは0.48まで少なくなってしまう。つまり、単位面積当たりの日射取得量が12%も減ってしまうということだ。ガラスの日射取得が増やしたら、もちろん、夏は遮蔽しなければならない。が、ここは、遮蔽措置で対応したいところだ。今のプランでは軒の出が深めだから全く心配ないと思う。心配なのはやはりサッシ費用ということになる。

●蓄熱技術の活用
先に基礎蓄熱が出てきているが、そのほかにも床材で部分的に蓄熱を利用できないかと思う。やはり熱容量が高いと温度変化が圧倒的に緩やかで、体に優しい。
事例)堀部安嗣 扇ガ谷の家 大谷石で蓄熱を狙っている

知っている工務店さんが、仕事上、どうしても出てくる端材を利用して、ボイラーでお湯を沸かして、基礎スラブに入れているということを知りました。捨てるものを活用する、素晴らしいなぁと思いました。


●薪ストーブ/ペレットストーブ
夫も私も、これらに触れたことがありません。ただ、火には単純に憧れがあります。
日常的に使うのであれば、ペレットストーブが簡便だというお話ですが、どちらにするかは、もう少し先になってもいいそうです。

●浄化槽
浸透式というものがあるそうですが、エコロンシステムというのを知りました。
一般的な浄化槽に比べると高価で200万!ぐらいするそうですが、電力が不要なので、10年で元が取れるとあります。本当だろうか・・・

最後に、我が家に訪問いただき、持ち物の量などの確認をしていただきました。
想像と違ったと思われる点は、
1)物を捨てるの好きな家とは聞いてはいたが、結構、ある
2)にも関わらず、書斎を作る予定になっているが、本はほとんどない
3)自転車だけでなくオートバイまである
ということだったと思う。特に2)については、大変驚いておられたようだった。

確かに、私も夫がほとんど本を読まない、持たないという彼の習性には、結婚当初、相当驚いていたが、長年暮らして、麻痺していました。私の父は積読も含めて、書斎にはスチール本棚が何本もあって、上から下までびっしりとなっていました。それを物心ついたときから見ていたので、そのギャップが相当あったのを思い出しました。この習性は長男に引き継がれていると思われて、そういえば、長男も本はほとんどない。次男はマンガとラノベ好きだったので、居なくなった今も相当量が残っています。

岩崎ご夫妻をお見送りをしたあと、夫がポツンと言いました。
『なんか、本当にできそうな気がしてきた!』(笑)
その夫も、冒頭のパースにアドレナリンが出てきたのか、こんな感じかなぁなどと翌日LINEが送られてきた。旅もそうだが、こうかな、ああかな、と考えている時が一番楽しいのだと思う。


こんな素敵な家づくりを考えながら、実家の跡地のことは、どうしたらよいものか。準確定申告書を作りながら、悩みは深い・・・。たぶん、ゆっくり考えた方がいいんだと思う。 


コメント

  1. あはは!本の少なさは驚きでしたね(笑)。
    I氏の家の写真を見て、「本棚がない」と言って逆上されたのを思い出しました。彼は「本はあるとき捨てたんだ!」と叫んでいましたね。
    私は文系の先生方とつき合った結果かその前からか、「本こそ命」の生活をしてきて、今でも何かといえばすぐ引っ張り出して見ているので、すっぴんで出歩くことには何の恥じらいもありませんが、本なしの生活はお先真っ暗、考えられもしません(笑)。
    まぁ、人はそれぞれですよね(^^♪

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    1. 春さん、やっぱりですよね!? さすがの先生も絶句している感じが伝わってきました(笑)

      つくばの官舎での子ども時代は、友人の家に遊びに行っても、どこの家も父親の本の置き場や書籍代に困っている家ばかりでしたので、それが当たり前だと思っていました。たまに本のない家があったりすると『〇〇ちゃんのお父さんは、事務方の職員なんだな』ってわかりました。夫の育った家庭環境も少なからず影響があったと思います。夫の父というのが、これまた、涙なしには語れない不遇な環境だったので、義理の父もまた物が少ない人です。
      人それぞれで、幸い、夫は、これまでの人生、一瞬たりとも困ったことはないようです。私なりの考察なんですが・・・、なんていうか、簡単に言うと物理を専門・得意としているので、そちらの基本知識があれば、あとは自分で答えが導き出せるから、他人のいろんな考え方に関心がないのかなと思います。そういう意味で、今技術系の事務方の仕事にありつけているのは本当に幸いでした。

      かといって、理屈じゃなく感性的なことに関心が全くないかというとそうでもないようですので、八郷で自然に身を置き、新しい発見を体感する毎日をしていくうちに、どう変わっていくのか楽しみでもあります。彼曰く『八郷には神が宿っている』『うちの土地の氏神様はどなたなんだろう』とか、言ってます(笑)神を語るとは!

      さておき、捨てるのが好きを豪語している夫ですが、新しい土地でも、伐採した木々をどう処分するかが目下の悩みのようです。焼却炉を買う日も近そうです。

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