緊張の第5案(スキップ)
『この地球に何かつけ加えるなら、緊張してことに当たらなければならない・・・If we are to add anything to this planet, we must be nervous about it.』岩崎駿介氏。
いやはや、本当にカッコいい。私も木造住宅業界の片隅にいるので多くの業界の方(住宅メーカーや建材メーカー、工務店、設計事務所・・・)と接する機会がありますが、駿介氏のように考えて、ことに当たっている事業者がすべてではないことは良く知っています。緊張はしてるかもしれないけど、どちらかといえば、トラブル対応、人とのトラブル対策を考えている。はたまた、『ローコスト住宅の何が悪い』そういう意見もあります。確かに、それぞれの所得に合わせた住まいの実現方法があることは大切です。だけど、だからといって、50年はもつだろう木材を粗末に使って、20、30年で建て替えられる住宅、また、それを良しとして住宅事業者も多い。そんなでもいいから木を売りたい人もいるから成り立っている。
自己ベストの範囲で、未来の環境につながる建築にしたいものです。
さて、そして、その緊張の第5案。第一感、奥行が深まって、長辺も短めに見えます。しかも、収納、食品庫もあり、浴室も広い。よくよく見ると、外部にも内部にもスロープを示す矢印がある。どういうことかな・・・。質問すると、次の立面と説明が届きました。
▲第5案 配置としては、極限まで高いところに持ってきてる?
『裏と表に玄関があり、構造的にも無理がなく、居間・台所の天井は高い。客室、寝室は居間台所より、地形に沿って45cm床が上がります。この方が無駄がない。この案はわりと素直な設計です。』
この案が送られた時、ちょうど、今の住まいである三井ホームが定期的に送ってくるオーナ向けの冊子を読んでいました。その特集が、ライトでした。そこには代表的な作品が紹介されていましたが、スキップを取り入れた、自由学園や山邑邸についても解説されており、スキップフロア構造が室内移動にリズムを与えているとされており、自然の造形に倣うことを、ライトは「有機的建築」と唱えていたそうです。人に優しく、環境と調和する建築は、未来に続く住まいの理想がある、と結んでいました。
『夢のマイホーム』という言葉がありますが、戦後の貧しかった時代は過去の話。これからは人口減少を乗り越えながら、生きていかなければなりません。私たち、あるいは、私たちが去った後も、ここに住む人が、自然と共に、おおらかに生きられる家になったらいいなと思います。
・・・なんて、戯言を言ってないで、資金計画をしっかりとするため、今できること、しっかり仕事をしよう♪ 水道問題も解決しなくちゃ・・・
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