土地を決める
通称・農振の土地は夢となったわけですが、その後、八郷地内の土地を本格的に調べ始めました。そして、4か所の候補の中で、どう決めていったかを記しておこうと思います。
候補の土地は4か所ありました。
②半戸地区の眺望のよい土地の100~200坪
③蕎麦屋の紹介で出会った眺望のよい瓦会地区の土地500坪
④③の道挟んだ向いで相続に伴い手放す予定の、こちらも眺望のよい瓦会地区の300坪
そして、③に決めました。
①は近所の不動産屋の情報で、②~④は岩崎駿介先生が手伝ってくださっての情報です。そもそも八郷は南北に広がっていて、ザ・里山な景色の村です。①は南に位置する小幡地区でつくばにも近いので、2拠点居住を考えるなら①がベストです。一方、北側の吾国山に近い地区になると笠間や那珂川、県北エリアにもアクセスがよくなりますが、つくばからは遠くなります。
また、南と北では、結構、景色が違います。前者は朝が綺麗で、後者は夕方が綺麗だと言い方をする方もいます。
ちなみに私は朝好きだし、つくばに近いほうがいいかなと思っていました。それに、分譲地のほうが、移住者同士のコミュニティで馴染みやすいかなと考えていたので、当初は①が本命でした。②の土地は、標高が高く、山の尾根にいるような心地の土地で地主さんが100坪ぐらい分けてくれるという話でした。下水道が来ているということでインフラには何の不安もないところでした。③は「地元の蕎麦屋に行って、情報収集しよう」と駿介先生にいわれるがまま、瓦会にある蕎麦屋『まんまや』に行き、先生ご夫妻と私たちで、天ぷらそばをいただき、先生が蕎麦屋のおやじに声をかける。「あのさ~、土地売りたいひと知らない?」すると、おやじ「あるよ、この先に500坪。高く買って手放せなくなってるけど、歳をとったから売りたいって言ってた」・・・のやりとりで知った土地です。
このやりとりに夫は「なんか出来すぎじゃない?」と不審に思っていたようでした。私は岩崎先生の野生の勘を信じているから、そんな風には思わなかったのですが。で、早速、蕎麦屋のおやじに書いてもらった紙切れを頼りに、土地を見に行きました。山間道の入り口に位置していました。標高は60mぐらいで眺望が良いところ。南東から南西に扇形に開いていて、八郷の山々、権現山や浅間山からきのこ山、足尾山につながる、山裾の重なりが美しい土地でした。残念ながら筑波山は周辺の既存の樹木で隠れていましたが、てっぺんだけは見えます。
とても丁寧に手入れされている500坪でした。でも、あまりに広く、こんなところを維持できるのかという不安が先立ちました。水も来ていなし、800万と周辺相場にしては高め。そんなわけで農振の土地のように、ここは一目ぼれとはなりませんでした。
そして、その③の土地の情報収集の過程で、道を挟んだお迎えの土地④の地主さんが300坪を500万で売りたいという話が出てきました。④の土地は西に開いていて、足尾山の夕景が絶品でした。広さも適当でしたが、水がないことは一緒で、さらに、3段の段地であったことや所有者が好んでいた果樹が300坪の所狭しと植えられていたり、コンテナハウスがあったり、残物があったりしました。伐採や処分にお金がかかりそう。駿介先生のお勧めは最初から③でした。
①~④の土地を、いろんな時間帯に訪ねました、そうしているたびに、③の開き方が気に入っていきました。今は篠竹がフェンスになって眺望を遮っているけれど、丈を短く切ると田んぼが眺められそうです。手入れされた田んぼを見るのは大好きです。隣がみかん畑だったのも好印象でした。長男はみかん好きです。そして、後日、次男は、『山の裾野が墨絵のように美しいね、ほんとにあるんだね。』と言いましたが、まさに、のびのびとした裾野の広がりは『美しい』以外の言葉を見つけられない土地でした。
こうして、出会ってから2ヵ月で決めました。古典的な不動産屋であったため、お日柄を選び契約日は少し先の3月末となりました。随分とスローだなと思いましたが、甘かった!重要事項を聞いて、いよいよになって、土地境界がはっきりしてないことがわかりました。本来は売り手現地主が明らかにする義務があります。地主さんは費用をかけたくありません。私は将来に遺恨を残したいので費用は持つのでやりましょうと提案。杭再建に4か月がかかりました。地主の一人が市長であったため、立ち合いの日程調整に時間がかかりました。ようやくできましたの連絡があったのが7月。そして、契約が8月末に終了しました。
2月に決めて、8月末に契約。約半年が経過していました。地主さんは高いときに買ったという話で損したという気持ちがぬぐえていませんでしたが、この半年も継続して草取りをしてくれていました。そうやって、10年余り整備してきた土地を手放すのは、少なからず寂しかったのではないかと思いました。私もいつか手放すんでしょうか・・・。



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